2024年度が始まりました。
世界はウクライナ侵略、ガザでの戦争・人道危機など木生臭い動きが続いています。
どんな時でも、子ども、教育、調査や研究、学び、社会・政治と真摯に向き合い、力を合わせて取り組んでいきたいものです。
「かなれき」ホームページをどうぞよろしくお願い致します。
実践報告もご意見もたくさんお寄せいただけるとありがたいです。
日時 2024年5月19日(日)
10:00~12:00 総会
13:00~16:00 講演会とトーク
講師 大門正克さん
演題 『世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる』から考える
ウクライナ戦争と憲法の話
場所 法政二中高およびオンライン
3月24日(日)午後日程で映画会を行います。
場所は石川町駅から近い<Lプラザ>
映画「島で生きる」(湯本雅典監督)
最新の石垣島の状況を追ったドキュメンタリー映画です。
映写するのは湯本監督ご本人!
上映後、監督とのトークがあります。
石垣島の住民投票で中心的役割を果たしたのは
アラサーの若者たちでした。その後の市長選挙や市議選、
自衛隊配備などの問題を映画&監督とのトークで知り
深めていきましょう。
会場が狭いので、連絡先にご連絡をお願いします。
日時 2023年5月21日(日)
10:00~12:00 総会
13:00~16:00 講演会とトーク
講師 吉田裕さん
一橋大学名誉教授、東京大空襲・戦災資料センター館長
場所 法政二中高およびオンライン
日 時 2023年3月26日(日)午後
行き先 東京大空襲戦災資料センター
講師・ガイド 同館館長の吉田裕さん
内 容 下記のPDFファイルを見てください
東京大空襲戦災資料センター https://tokyo-sensai.net/
吉田裕さん
1954年11月2日生まれ 埼玉県出身。東京教育大学文学部卒業。一橋大学大学院博士課程単位取得退学。一橋大学名誉教授・特任教授。同時代史学会理事。日本の戦争責任資料センタ-・機関誌編集長。公益財団法人政治経済研究所理事。日本近現代軍事史、日本近現代政治史を専攻。
主な著書 『昭和天皇の終戦史』(岩波新書、1992)、『日本人の戦争観』(岩波書店、1995)、『現代歴史学と戦争責任』(青木書店、1997年)、『日本の軍隊』(岩波新書、2002)、『アジア・太平洋戦争』(岩波新書、2007)、『兵士たちの戦後史』(岩波書店、2011年)、『現代歴史学と軍事史研究』(校倉書房、2012年)2018年、著書『日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実』(中公新書)でアジア・太平洋賞特別賞、新書大賞2019を受賞。
2022年度の総会は、5月22日(日)法政二中高にて行われ、今年度の活動方針・予算・事務局人事が決まりました。
【めざすもの】
1.コロナ感染が止まらない中、例会を工夫し、大切に活動の軸にする。学習会、フィールドワーク、
活動の交流など、これまで以上に会員の要望に沿った興味深い企画を実施し、コロナ感染防止対策
を徹底したうえで、充実した活動を行う。
2.若い会員、新入会員の活動を尊重し、柔軟に取り組む。新旧会員の学び合いや継承に力を入れ、援
助し合って、楽しく魅力ある活動をすすめる。
3.社会科教育の実践・研究活動を充実させ、社会科教育の成果をさらに創造・発展させる。新学習要
領に対して、批判的検討をし、次世代へ継承する人類史の発展につながる歴史認識を共有し、多様
な価値観に基づく民主的社会を建設し、発展させる。
4.教育問題を軸に、幅広い課題に目を向け、他団体、他機関との交流を深めて、神奈川県歴教協を活
性化させる。
【講演会】
『無差別爆撃の出撃基地ー東京(横田)と沖縄(嘉手納)』と題して行われました。
講師は、林博史関東学院大学教授。
朝鮮戦争と日本の関係、朝鮮戦争の経過、米軍による爆撃など、多くの学びがありました。
日 時 2022年3月13日(日)
行き先 第五福竜丸展示館
講師・ガイド 同館学芸員の市田真理さん
内 容 10代~70代の参加者38名にて実施しました。市田学芸員の話の後、展示館外の碑や展示
物や展示館内の展示物を見学したのち、4つのグループに分かれて交流しました。
日 時 2021年11月21日(日) 13:30~15:30
テーマ 気候変動・気候危機・気候正義 ~海から見る地球~
講 師 武本匡弘さん (プロダイバー、環境活動家)
日時 2021年5月23日(日)
10:00~12:00 総会
13:00~15:40 講演会
講師 山田朗歴教協委員長
「秘密戦から見る日本の戦争と戦後」
場所 法政二中高およびオンライン
金馬国晴先生(横浜国立大学)の講演会
テーマ:子ども・学生の変化と入試・評価・学力観
2020年11月22日、「法政二中高にて講演会」
「松本茂雄さん講演会「私の体験した「戦争」と「抑留」」その後
―「体験」を受け止める対話的学習会の試み―」
5月に開催した神奈川歴教協記念講演会、松本茂雄さん「私の体験した「戦争」と「抑留」」では約100名の参加をいただきました。松本さんからは、事前の打ち合わせの際に「自分が体験を語ることに、いま何の意味があるのか分からない。教えてほしい。」と問われ、歴史教育に関わる立場として、私たちは何ができるのか、それを考える機会となるよう、当日は講演会を運営しました。
講演会自体は大変充実したものであったと思いますが、時間の限りがあり、語り切れなかった、聞ききれなかったものが、あったのではないかとも思います。当日には、参加者のみなさんから多くの質問や、感想をいただきました。そして、実は松本さんは、講演会終了後もいただいた質問全てにこたえるべく、手紙を書かれたりしてきました。ただ、質問の意図が分からなかったり、連絡先が分からなかったりと、その伝え方を悩んでおられました。
そこで、横浜国立大学の加藤千香子先生とも相談をし、9~12月ごろに月1回ペースで、松本さんと質問者の方々に集まっていただき、小規模な学習会を行ってはと考えるようになりました。当日頂いた質問をもとに、参加者で対話を重ね、松本さんの「体験」を自分のものとして引き付けられるような対話的学習会を構想しています。
つきましては、下記の日程で開催を予定していますので、会員に限らず関心を持たれる方にご参加いただければ幸いです。参加希望については、各回開催2週間前をめどに、本HP「お問い合わせフォーム」を使い、ご連絡下さい。5月の講演会に参加されていなく参加を希望される場合、その旨をお書きの上、お申し込みください。また、当日質問したいことがありましたら、あわせてご記入ください。
日時:2019年9~11月(各月1回を予定)
9月28日(土)15~17時 第1回「松本さんの抑留体験を掘り下げる」
10月5日(土)15~17時 第2回「松本さんの戦争体験を掘り下げる」
……川崎市民ミュージアム会議室にて行いました。
場所:法政二中高社会科準備室 (JRまたは東急の武蔵小杉駅下車)
*** 3回とも充実した会となったことをご報告いたします。
日時 2019年11月24日(日)
場所 多摩全生園・国立ハンセン病資料館
集合 国立ハンセン病資料館前 午前9時50分
**詳細については下記PDFをご覧ください。
*** 実りあるフィールドワークでした。
「歴博をジェンダーの視点で見る」
2019年6月30日(日)、国立歴史民俗博物館でのフィールドワーク「歴博でジェンダーを考える」を行いました。参加者は15名。
歴博の教授横山百合子さんによるレクチャーの後の視点を持ったグループごとの見学、そしてその後の報告会、どれもとても有意義な時間でした。
他のグループの報告を見る&聞く参加者たち
日時 2019年5月26日(日) 13:00~16:30
場所 法政二中・高等学校
記念講演会 松本茂雄さん「私の体験した戦争と抑留」
―「残された時間の中で、私たちは何をすることができるのか」―
シベリア抑留の経験者である松本茂雄さんと、横浜国立大学の加藤千香子さん(日本近 現代史)を迎えて、記念講演会が行われました。
事前に、事務局と法政二中高Eさんで、何度も松本さんと打ち合わせを重ねてきたことが印象に残っています。打ち合わせのたびに、松本さんは「なぜ今、私の体験を語る必要があるのか」「何をあなたたちは聞きたいのか」ということを、繰り返し尋ねられました。
その問いかけを、私は「松本さんの残された時間の中で、私たちは何をすることができるのか」という意味として受け止めようと考えるようになりました。このような打ち合わせ自体が、毎回覚悟を問われ、新たな発見をする、学びの場でした。
戦争体験者の話を聞く機会 は少なくなっている現状から、出来るだけ広報することに努めました。事務局員の関係団体、知人など広範囲に伝えてもらいました。また、Mさん、Yさんの働きかけがあり、『東京新聞』でも予告を載せてもらいました。これらの結果として、参加者は会員以外も多く加わり、113 名という大規模なものなりました。
冒頭、加藤千香子さんのガイダンスから始まり、私たちの戦争認識と松本さんの体験のズレ、シベリア抑留がなぜ無視されてきたのかについて、問題提起がありました。参加者からは、講演が聞きやすくなったと いう感想を頂きました。
そして、松本さんの講演では、手作りの膨大な資料に基づいて、ご自身の体験と考えを話されました。2時間立ちっぱなしの、気迫に満ちた講演でした。満州に派遣された状況、捨て石にされた関東軍の状況、そして抑留をされ、過酷な状況の中で生き延びた状況…。
「なぜ、生き延びてこられたのか、それは意地だった」という言葉が、参加者の印象に強く残りました。生きて帰るというお姉さんとの約束、そのお姉さんとの死別。「戦後」に残された松本さんの「戦場」の記憶と共に、家族との間に重ねてきた記憶が、追体験的に語られていました。
当日は時間の関係で割愛されていましたが、松本さんのモノに込められた物語、トラウマとも呼べる現象も、松本さんの体験では重要な意味を持っています。 参加者の皆さんには、抑留中に食べた者とよく似ているという黒パンを試食してもらいました。
ご協力、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。松本さんの講演については、何らかの記録を残せないかという複数のご意見を頂戴しています。可能なことを検討していきたいと思っています。
【感想・学びの場につなげたいこと(一部)】
講演会についての詳細については、下記PDFファイルを開いてご覧ください。
▼その他の活動の詳細は下記の各ページをご覧ください▼