日時 2018年1月20日(土)15時~
場所 法政二中高社会科準備室
①持ちより授業プリント交換会(参加者各自から)
→授業で配布している(配布したいと思っている)資料、ワークシート、教材研究のために集めた資料などを互いに出しあい、資料への思いや狙い、授業をしての感想などを意見交流しませんか?すぐ授業に活かせなくても授業づくりのヒントを得られる機会になると思います。持ちネタがないと思う方も何か関心を持っている事柄の資料を出してもらい、授業づくりのアドバイスを受けられたらと思っています。
②冬の栗生楽泉園を訪ねて(Eさん)
→ハンセン病療養所栗生楽泉園(群馬県草津町)での入所者への聞き取りや重監房資料館見学などの様子を写真を見ながら考えます。ハンセン病問題を/から考える機会にできればと思っています。
11月18日(土)に川崎支部例会を行いました。
参加者は、のべ14名。
➊Eさん(横浜-中学・高等学校):「『茶色の朝』を使った授業実践」
・『歴史地理教育』の「読書室」コーナーに掲載されたのを機に読んでみたいと購入され、「平和を維持するにはどうしたら良いのか」というテーマで教材として使用した実践でした(高校1年、世界史A)。
・ナチスのユダヤ人政策を扱いながら、本文を読ませ、生徒に問いを出し、少数グループでの作業学習を丁寧に行うものでした。また、出版された時代背景を学ぶことで、ナチスの時代とフランス国民戦線が台頭する2000年代の時代を捉えさせようとするものでした。
・質疑では、教材として寓話を扱うことの魅力、挿絵の活用、問いを含めた授業技法の工夫、本文中の「忘れる」という言葉に注目すること、マルティン・ニーメラーの詩の活用などについて意見が出されました。
➋Kさん(川崎中・高等学校):「『子どもの未来をひらく川崎集会』の取り組み」
・夏の全国大会の「地域の中の子どもたち」分科会レポート。1991年から始まり、今年で28回目の開催となる取り組みの内容と課題が報告されました。小さな子どもから、高校生、青年、子育てや教育に関わる保護者や教職員、市民がつくる「未来集会」の取り組みです。講演会のほか、分科会では、親子クッキングや子ども科学教室、道徳教育、歴史散歩などがあります。なかでも若者分科会には多くの青年たちが集います。
・課題としては、現役の教職員や小中学生の保護者の参加をもっと増やしたいということ。質疑では、川崎という地域ならではの取り組みであり、こうした実践を広げ続けていくことの意味や課題などについて意見交換を行いました。
・今年の「未来集会」は12月3日(日)川崎市立中央支援学校(武蔵溝の口駅、徒歩10分)
講演は、斉藤環さん(精神科医)「自分が自分であってだいじょうぶ」
➌次回の川崎支部例会:2018年1月20日(土)15:00
・参加者各自からの資料持ちより(授業で使ったプリント、映像など)での意見交換
・レポートまたは映像視聴(予定)
例会終了後、全国大会「若者のつどい」の会場となった武蔵小杉「みずき家」にて
9月16日(土)に川崎支部例会を行いました(参加者は8名)。
(1) ETV特集「告白 満蒙開拓団の女たち」を見て、感想を交流し、授業づくりの課題などを
話し合いました。
映像のなかでは、「隠したり、無かったことにしようとするのは、自分を誤魔化すこと」であ
るとか、「これまで平和、平和で来たんじゃない。生きてきたんだ。」など、引揚げの過程で受
けた深刻な経験を告白される言葉がとても重く感じました。
以下、討議での主な意見です。
・女性をソ連兵に差し出したのは誰なのか。一人ひとりのなかに存在する「被害」と「加害」、戦争の複雑さをどう捉え、考えるか。
・高校の授業で見せることについては、加害や被害、抵抗、加担など「オーソドックス」な事実を
しっかり学ぶことが大切ではないか。今回の映像を見せて授業するのは難しいのではないか。
・加害の事例を取り上げると、「あ、またか」といった反応があり、そうした意識の生徒にどうアプローチするか。
・戦後史の中で戦争を考えることの意味を考えたい。
・今の生徒の感覚や授業の中で発言することの難しさがある(人間関係)。
戦争学習を行うときの課題が多く出され、今後も議論していかなくてはと思うことが多い例会となりました。
(2)全国大会参加の交流
全国の実践からたくさんのことを学べた。日中韓交流の取り組みとこれからの課題について。これからの大会のあり方をどうするか。大会を引き受けたことで見えてきたこと、大会が生み出したものはとても大きい。歴教協そのものが古くなりすぎているからこそ、今までがこうだったではなく何をしたいのかを大切にしたい。完璧な実践でなくてもレポートを出せる雰囲気が大切だ、等々。
2017年6月24日(土) 15:00~ ⇒終了しました。
場所 法政大学第二中・高等学校社会科準備室
報告① O.Ke.さん
「地域の史料を読んできた30年~京浜歴史科学研究会の歩みと課題~」
報告②(ミニ報告) O.Ka.さん
「現地見学コース 中世鎌倉を巡る」について
報告③(ミニ報告) T.K.さん
「地域実践報告 君たちには話そう--甦る陸軍登戸研究所
~足元を掘れ、そこに泉わく~」に向けた生徒の活動
4月22日(土)に行われた例会の報告です。
①「自分たちと戦争とのつながりを考える教材としての相模ダム」の報告(Sさん・私立小学校)は、歴史研究と地域での交流などの活動の成果をふまえた小学校での戦争学習の取り組みでした。中国から強制連行された于さんの言葉を読んで考えた子どもたちの感想などについて意見交換を行いました。
②「『草の根のファシズム』を演じる」(Kさん・高)は、「世界史劇」という表現を通して歴史を学ぶ実践です。ファシズムをテーマにした劇の映像(サザエさん家族の設定)を見ながら、「民衆」の葛藤などを描く班の取り組みをもとに、意見を交わしました。
2月例会の報告
2017年2月18日(土)法政二中高で行われました。参加者は18人。
内容は、①「NEXT未来のために 少女たちの再出発~ヘイトスピーチを乗り越えて~」(NHK総合)の視聴をしたあと、②在日コリアンとヘイトスピーチ問題を考える授業についてのレポートをもとに意見交流を行いました。
12月例会の報告
参加者は11名。前日に湘南支部に参加したまじめで頼もしい大学生も連日の参加をしてくれました。
内容は、NHKのETV特集「武器ではなく命の水を 医師・中村哲とアフガニスタン」(2016年9月10日放送)を視聴し、意見交換を行いました。
NHKは1998年から撮影を続けており、中村医師のこれまでの取り組みとともに、現在の課題にも焦点をあてたものになっています。内容は大変充実しており、「感動した」との感想も出されるなど、深く考えさせられるものでした。
中村医師の取り組みについては、ご存じの方も多いと思います。「目の前で困っている人を見捨てるわけにはいかない」と、「まず食うこと」(食料と水)にこだわり、アフガニスタンの人々の知恵と経験を尊重して取り組みを進めていきます。用水路の建設を、江戸時代の山田堰(筑後川)を参考に行うところも特徴的です。なかでも、モスクの建設は、アフガンの人たちの「これで解放された」との声に繋がっていきました。
今日的な課題としては、干ばつによる貧困地帯とISの拡大地域が重なっているということ。そこでの、中村さんの「誰も敵にしない」という立ち位置は重要な意味を持つと思いました。
意見交換では、以下のような意見が出されました。
・映像に中村さんのことばがあり教材としても活用できる。
・知識基盤社会批判に関わって、この映像は、大元にある大事なことに気づかせるうえで
大切な内容をもつ。
・映像には基本的に男性しか登場しない。アフガンが男性優位社会だから。アフガンにお
いて、女性が社会に出ていくことをどう考えるか。これはマララさんのことを賞賛する
ことへの疑問とも関わっていて、欧米の基準、近代、普遍とは何かを考えることでもあ
る。
・地理区分として、教材としてどう扱うか難しいところがある。
・「空爆の下」を知るうえで大切。
・医療とは何かという本質を問うもの。過去の歴史から学ぶという意味でも重要な内容。
・「中村さんすごい」で終わらない授業をすることが肝心。
・自力がなくなってきているなかで、援助とか支援のあり方を考えることができるもの。
その他、参加者からの情報提供と意見交換をしました。三笠宮崇仁『古代オリエント史と私』『わが歴史研究の七十年』、シベリア抑留と絵画、道徳学習会、関東ブロック集会、中間研究集会、ハンセン病児問題史、後藤健二氏、映画「歌声にのった少年」などなど。
6月例会の報告
川崎支部の6月例会では、歴史・社会科学研究部の生徒たちの勤労動員について、
とくに「援農」をテーマにした調査と指導についてレポートがありま した。
参加者は10名。終了後も楽しく懇親会を行いました。川崎「支部」といっても誰
でも参加できる例会ですので、川崎以外の方や他教科の方も参加し て下さいました。
さて、9月例会をご案内します。
【日時】 2016年9月17日(土)15:00~
【場所】 法政二中高・社会科準備室
【内容】
①南京で「日本人投降兵による反戦運動」の授業をして (小林孝純さん)[予定]
・『歴史地理教育』8月号掲載の実践を読んできて下さい。
②その他(時間があれば)
・夏の沖縄大会参加者からの感想・交流
・『歴史地理教育』8月号特集(子どもと戦争)、9月号特集(ハンセン病から考え
る)を読んだ感想・交流
・参加者からの近況報告など
2015年度2月例会の報告
2月20日(土)に川崎支部例会を行いました。
レポーターは、Mさん。「『現代社会』の授業からみえる子どもの現在」についてお話されました。主な内容は以下の通りです。
当日は、14名の方が参加され、子どもの実態を切り口にしながら、参加者どうしで意見交流を行うことができました。初参加者の方や他教科の 方も参加し て下さいました。
日時 | 2015年5月30日(土)15:00~ |
場所 | 法政二中高・育友会教育研究所 |
内容 |
①大湖賢一さん:大河ドラマ『花燃ゆ』と吉田松陰研究の現在 ②齊藤一晴さん:歴史認識の共有とはどのようないとなみか -歴史教育を国境を越えて問い直す |
大湖さんは、今年の大河ドラマで注目 されている吉田松陰について、近年の研究についてお話されます。
齋藤さんは、今年度歴史学研究会大会(5/24)の特設部会(地域から世界へ-危機の時代の歴史教育を考える)の報告内容に関わるものです。
[参考文献]
田中彰『吉田松陰』中公新書,2001年
一坂太郎『吉田松陰とその家族』中公新書,2014年
桐原健真『吉田松陰』ちくま新書,2014年
齋藤一晴「東アジア共通歴史教材の作成から東アジア史へ」
(『歴史学研究』 906,2013年6月)
齋藤一晴『中国歴史教科書と東アジア歴史対話』花伝社,2008年
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