「中学支部」 2016年度以前

 

中学校の部会は、2017年より「横浜支部」となりました。 

 

2017年3月フィールドワークの報告

 2017年3月25日(土)、中学部会・湘南部会合同で、明治大学平和教育登戸研究所資料館と明大生田キャンパスに残るさまざまな史跡(戦争遺跡)を巡りました。

 とてもわかりやすいお話で,参加者一同、素晴らしい学習ができた半日となりました。『君たちには話そう  かくされた戦争の歴史』新刊本(かなれきHP参照)の,まさにリアルな生のお話に、深く感動しました。動物慰霊碑が残されていたことを知り、しかも異様に大きいのに疑問を持ち・・・・、渡辺さんには、けんもほろろの応対だった伴さんでしたが、高校生の聞き取りがはじまり、南京でやったことを語り始めたのです。・・・「君たちには話そう」、と。渡辺さんから感動の話,秘話が続きました・・。

 戦争中存在そのものが秘密にされ、細菌兵器や風船爆弾、にせ札づくりなど歴史から消されていた重たい事実は、また戦後の冷戦の中で、人々の人生を翻弄していきました。

 「今日,自分たちが同じキャンパスにいて、青春がなかった人たちもこの同じキャンパスにいたんだ」という,時空を超えた感想を言った大学生もいました。

 

2017年1月27日(金)  県民サポートセンターにおいて、中学部会例会を開催しました。

 

内容  

 1.歴史地理教育の読後感想  

2.土偶のなぞレポート(持田レポート。釈迦堂遺跡の土偶に魅 せられていらい、なぜ?だれが?どのような思いで?と生徒に問いながら授業をしてきました。縄文の豊かな食べ物、ふん石からわかる考古学への興味を、生徒に誘いながら縄文の時代のイメージをつくる2時間扱いの授業です。鳥浜貝塚のふん石をのこぎりでギコギコ切るNHKビデオ映像も見せます。2月号に掲載予定を、事前に公開します。 

 3.レポート持ち寄りの時間

4.これからの予定   

 

 

動物慰霊碑
動物慰霊碑  
木造の五号棟のあった所
木造の五号棟のあった所
桜の花も咲き始め
桜の花も咲き始め
登研会が建てた碑と渡辺賢二さん
登研会が建てた碑と渡辺賢二さん
消火栓―構内には2カ所に残っている。
消火栓―構内には2カ所に残っている。

2016年9月中学部会の報告と12月横浜支部のお知らせ

◎日時  2016年929(金)18:30~21:00

◎場所  県民センター307号室

◎内容  

中学部会が開かれました。10人の小・中・高・学生の参加で、20代から60代まで。お互いの夏の交流と、これからの中学部会について、話し合いました。そして、今後のことを決めました。

 

今後は中学部会ではなく、神奈川県の中心地である横浜を重視し、「横浜部会」として県民センターを使い、年に4回程度の例会を持つ。

横浜部会の責任者には、OTさんがなる。しかし、中心的なメンバーは複数必要で、次回もさらに体制と内容を含め、検討する。

横浜部会の内容は、校種を問わず、青年の要求、と、50代以上の現・元職の要求、それら両方の要求、を大切にする。

横浜国大(金馬さんや加藤さんなど)と共催した講演

休日にフィールドワーク

学生と話そう・国大などへ出前の会

やりたい授業の模擬授業

政治や教育問題,道徳も含めて、など話し合い

研究している課題,教材の報告、「歴史地理教育」読後の感想交流など。その他

 

当面は、12月15日(金)18:30~いよいよ、リニューアルオープン!第一回の横浜部会

内容

「歴史地理教育」7月号・日中戦争開戦80年の山田朗さんの記事、と、それに関して中学校の東京書籍の日清・日露戦争の記述(コピー資料は用意あり。桜井さん)を読んで、の話し合い

浜部会の内容や、責任者体制など、さらに話し合う。以上です。歴教協に参加したい人にとっては,川、山、線路など場所的なことがとても重要で、県内各地に、つぎつぎ部会が開かれていくことを展望して・・・・。

(はがき発送は、郵送者を整理して、神戸さんが引き続き、担当。場所取りも含め、よろしくお願いします。)

 

 

 

◆2016年1月22日の中学部会の報告です。

 

 参加者は7名。Kさんの「辺野古、高江を訪れて」の報告を受けて、話し合いました。

 

 辺野古現地のすさまじい抵抗の映像があり、またテントで聞いた話、沖縄国際大での話などの報告でした。Nさんも去年、辺野古に行っていて、報告があり、話がさらに充実し、現地の様子がリアルにわかり、ふくらみました。生徒への導入としてどうするか、また賛否の分かれる事実をどう生徒に提示し、扱うか、聞いた話と事実とのつきあわせ、国会行動との関係など意見がたくさん出ました。

 

 またNHKの変容ぶりも紹介され、危険性の指摘がありました。基地の大きさは、前回のNさんからの嘉手納の地図でも紹介があり、学び舎の教科書の扱い方の紹介もありました。また現地新聞の利用法、入手が郵送でもできることが紹介されました。

 

 

 

 神奈川歴教協の11月中学部会のご案内

 

◆11月13日(金)18:30~20:45横浜・県民センター712号室

◆レポーター・・「歴史地理教育」10月号に載っている「私の『戦後70年談話』をつくろう」という実践をした、小川輝光さんです。(神奈川学園中・高)

 

 

 今、だれもが戦後70年で、何か実践ができないものか、という思いを持っていることでしょう。今回は小川さんをレポーターにお迎えし、実践から学びあいます。

 

 3時間構成の「談話」づくり・・・

①村山談話を生徒とともに読み、安倍晋三首相の談話を確認

②個人・グループでの談話づくり(誰に談話を届けたいか、記憶するべき歴史とは何か、どういう平和をつくるのか)

③「談話」を書く(生徒の作品から、何を学ぶことができるか)・・・・・・

 

 小学校、中学校、高校、大学など校種を問わず、参加した方々は、それぞれ関連が読み取れ、大きな視点で戦後史を考え合うことができると思います。

 

 

ふりかえり(過去に行った中学部会)

日時 2015年5月29日(金)18:30~
場所 県民センター12号室…
内容 小宮まゆみさん:神奈川第一抑留所 井上ひさし『握手』の真実

 

  中学3年生の国語の教科書に出てくる井上ひさしさんの短編小説「握手」では、登場するカナダ人修道士は、アジア太平洋戦争中に敵国人として北足柄村の抑留所に収容されていました。

 小説では外国人虐待の実態が書かれています。

 抑留所での実情はどうだったのか、をレポートします。足柄という地域教材は、授業でどう使えるのか?朝の連続テレビ小説「マッサン」のエリーともつながるのではないか?敵国人を教材にして、戦争学習を深められないか、などイメージは広がります。

 

 このレポートは今冬の関ブロ千葉大会で発表されています。この提起をうけて、どんな授業の可能性があるのかなどと、討論ができるといいと思います。どうぞ予定に入れてください。

 

*7月は24日(金)寺田さん「ラオス・ベトナムの旅から」です。旅行には教材のヒントが詰まっています。自分なら旅行というものを、授業でどう扱うか、ラオス、ベトナムの様子も含めて討論したいと思います。

 

 

 2014年度の例会でのレポート

 

*2014年5月2日(金)「新年度スタート・授業開きから(中1地理)


*7月25日(金)「アジア太平洋戦争をどう教えたか」(中2)


*8月24日(日)県民教・湘南学園に、レポート参加 

「生徒を登戸研究所に~総合の時間でとりくんだ実践」(中1)

「人間らしく生きる」(中3)


*9月26日(金)「日露戦争」模擬授業


*11月28日(金)「領土問題」(湘南教研レポート)(12月13日(土)に変更)


*2015年1月30日(金)「現代の課題に迫る社会科~映像を中心にした平和教育」

(中3)


*3月22日(日)有志の小田原方面フィールドワーク・懇親会の予定


*3月27日(金)「地理の特別授業~各国地理の導入」(中1)の予定