2022年2月 湘南支部オンライン例会の報告

湘南支部例会

2022219日(土)

 

内容   「学び舎」の教科書制作に携わっている東京の黒田貴子さんから学び舎の教科書について報告をしてもらいました。

    ★詳しい内容については下記PDFをご覧ください。

湘南支部2月例会まとめ
2月19日の例会の内容が分かります。
湘南支部2月例会まとめ.pdf
PDFファイル 452.9 KB

2022年1月 湘南支部オンライン例会のお知らせ

日 時  2022年1月15日() 15:00~ Zoomにて
報告者  Mさん(高校 非常勤講師)

  「婚姻制度とフェミニズム~子あり事実婚の実践例~」
内 容  湘南支部でシリーズ化しようとしているジェンダー問題の第2弾です。
    夫婦別姓が政治の争点になりつつあるなか、そこからの揺り返しという動きもふまえ

て、どのように考えていけばいいのか。 事実婚を実践されている高校教員の方からの

リアルな報告です。
     社会科の授業づくりに役立つ視点が得られることはもちろんのこと、 自らの生き 

方の問題として足もとを見つめなおすことにもなるかもしれません。
    とは言っても、肩ひじ張らずに気軽に話し合えるひとときとなること請け合いです。

直接対面できずにもどかしい思いが募りますが、あまり顔を出されていない方もどう

ぞ気軽にご参加ください。

身近に関心のありそうな方がいらっしゃいましたら、ぜひお誘いください。

    初参加大歓迎です!
 

2021年8月 湘南支部オンライン例会のお知らせ

日  時   2021年8月21日() 18:00~ Zoomにて開催
内  容  「ありのままの私で生きる?SDGs5 ジェンダー平等?

報告者  HAさん(神奈川 高校)

 ジェンダーと政治をめぐっても毎日のようにニュースになったりする時代、日常の中に埋もれたジェ ンダー秩序にどう向かい合っていけばいいのか。渾身の授業実践報告です。SDGsをただのはやり言葉で終わらせないためのヒントがちりばめられた報告になると思われます。ぜひご期待ください。
 

  なかなか直接対面できずにもどかしい思いが募りますが、あまり顔を出されていない方もどうぞ気軽にご参加ください。身近に関心のありそうな方がいらっしゃいましたら、ぜひお誘いください。初参加大歓迎です!
 

2021年6月 湘南支部オンライン例会の報告

日 時:2021年6月5日(土)15:0017:00

報告者:KYさん (埼玉県立高校)

テーマ:「授業の小ネタ,楽しんでます~小ネタをめぐって高校生と授業について語り合いましょう」

内 容:教員生活30年を過ぎたKYさんの報告。

 

   日々の授業、ホームルームについての報告。教え子4名にも登場してもらうなど、これまで例会では 

   思いつかないような内容で非常に充実したものになりました。

    参加者は15名+KYさんの教え子4名。 

    メインはグループワークが中心の授業についての報告ですが、グループワークをおこなっていく

   ためにホームルーム活動もフルに利用している。ひと月に1~2回のペースで席替えを行い、様々な

   生徒たちと交流する機会を作る。授業ごとに発行している『ひとりごと』という通信に授業の内容

   に関することを掲載し、それに対する説明10分、生徒たちの話し合いを30分、整理を5分として講

   義型の内容はほとんど行っていない。

    生徒が自分でリカをするためには自ら発信し、考えることが必要で、そのために話し合いを重視

   している。「アクティブラーニング」を故なっている。ただ、話合わせるだけではなく、「ひとり

   ごと」を通じて考え方を共有したり、定期テストでは持ち込み可の内容ながら、生徒から「しっか

   り頭の中を整理して臨まないと解けないテストです」と言われている。「講義型」の授業に一石を

   投じる内容でした。

    

2021年4月 湘南支部例会の報告

日 時:42日(金)19:0021:00   オンライン

報告者:AKさん (神奈川県立高校)
テーマ:日本史A 「社会科は資料が命」
内 容:
 「社会科は資料が命」ということを実習先の先生に教えてもらったというAKさん。それを実践に生かそうと、石川達三の「生きてゐる兵隊」、当時の文部省が作成・出版した「臣民の道」、当時の雑誌の表紙やポスターを扱い、子どもたちに、戦争中に学問・思想がどのように統制されたのか、また当時の日本社会の国家主義的な雰囲気を考えさせます。最後は「当時を生きていたら、近所の人に事実を伝えられただろうか」と周囲の子どもたちと考え合います。また初めに「なぜ戦争が起こると思うか」という問いを投げかけ、授業後に同じ問いについて考えさせ、子どもたち自身に自分たちの認識の変化について気づかせようとしています。

  子どもの感想には「政府の行為によって起こされる戦争」という視点を表現したものもあり、AKさんが授業を通じて考えて欲しいと思ったことが伝わっているなぁと感じました。

 議論では、政府による統制があったにしても、当時の人々も全ての人々が素直にしたがっているわけでもないところに着目したらさらに深まるのではないか、厳しい弾圧のもと、立ち上がって闘った人々がいたなどを取り上げたらどうかなどの意見が出ました。
 激務の中、誠実に教材研究に取り組んでいるAKさんが眩しく見えました。ありがとうございました。